衣服の知識を知る
色鮮やかでデザイン性に富んだ衣服や、機能性に優れた素材を使用した衣服など、あらゆる衣料品がアパレル産業の成長などによって販売され、しかも簡単に入手できるようになりました。また、低価格のアウトレットや輸入された衣料品も増えてきています。
目的に合った衣服を選択できる眼、そしてそれを管理できる基礎的な知識が、衣料品の種類が増えてくる上では更に重要となります。
ファッションを楽しむためには、衣服に使用される素材の特徴・着やすさ、衣類に付属する表示、洗濯やクリーニングに関する基礎知識が必要です。
素材や加工の方法などによって、衣服の着心地、耐久性の良さ、取り扱いやすさは変わってきます。
更に、デザインや色を基本として選別するのか、強さを重視するのかにより、衣料品を選ぶ時に求められる品質も変わります。
素材や加工技術の長所短所を正確に理解しておく必要があります。家庭における洗濯やクリーニング、保管に関する基礎知識も衣類を管理する為には必要です。表示、洗濯の方法、洗剤の種類などの、管理をする為の目安となることについても理解しておくことが大切です。
染色の知識
あらゆる染色が、ファッションを彩る衣料品にはされていますが、洗濯方法や管理を間違えると色抜けや色あせを起こしてしまいます。
染色に関する基礎知識をしっかり身に付けることが、大事な衣服を長い間楽しむためには重要です。
染料や顔料で着色することを染色と言います。繊維は、染色をすることで望みのカラーに染まりますが、紫外線や洗濯、汗などによって脱色したり、変色したりということが、綿をはじめ、あらゆる繊維で発生します。
プリント加工による顔料での染色も最近では増えていますが、これはバインダー(のり)で色を定着させているため、服にバッグなどが擦れて顔料がはがれてしまい、布が白っぽくなってしまうことがあります。
染色する場合は、赤・青・黄を混ぜ合わせて色を作りますが、青色は汗や紫外線で色が抜けやすいということを覚えておきましょう。
また、赤色も、ポリエステルの黒からは抜けてしまうことがあります。更に、排気ガスなどに含まれる窒素酸化物(NoX)がアセテートやポリアセテートにあたると色が抜けてしまいます。